関東ブロック

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ひろうら田舎暮らし体験推進協議会 ひろうらいなかぐらしたいけんすいしんきょうぎかい

~ひろうら de 田舎暮らし! -現役のガキ大将がお待ちしております-~

茨城県・茨城町農泊自然・景観インバウンド
  • 東日本大震災以降、民宿の廃業が相次ぐ中、下石崎地区の有志が農家民泊の開始、農漁業の体験等による都市農村交流に取り組み、地域活性化を図ろうと、平成27年3月、協議会を設立。
  • 基幹産業である農業の野菜・果樹収穫体験に加えて、日本三大しじみの産地であり、ラムサール条約登録湿地である涸沼(汽水湖)では、しじみ漁をはじめうなぎ、しらうおなどの伝統漁体験などが可能。このような農漁業体験と農家民泊を組み合わせることで、子供たちを大きく成長させ、心豊かにする「学べる体験」を提供。
    また、国内の修学旅行生を受け入れる一方、平成28年3月には、台湾からの高校生を受け入れるなど、インバウンドにも積極的に挑戦。
  • 農家民泊の受入農家を下石崎地区から、その周辺の集落へと拡げており、また、廃校(小学校)の宿泊施設利用を計画するなど、更なる活動の発展が期待されている。

株式会社 もてぎプラザ かぶしきがいしゃもてぎぷらざ

 ~6次産業を通じて雇用機会の拡大~

栃木県・茂木町雇用6次産業化地産地消
  • 町では、昭和50年代後半、たばこ産業が衰退する中、たばこに変えてゆずの生産を開始。道の駅もてぎは、このゆずを平成17年から買い取り、平成24年から自前の農産物処理加工施設において商品化を開始。当初ゆずによる3商品の製造であったが、現在では、いちご、ブルーベリー、りんご、えごま、米、たまごなどを利用した53商品の製造まで拡大。
  • 商品化により、農家収入の増加に寄与するとともに、雇用機会の増大にも大きく寄与。就業企業の少ない同町にとって、道の駅もてぎは、なくてはならない存在。
  • 需要の多いバウムクーヘン(町内産米粉100%使用)の製造のため、今年、新工場を建設。インターネットによる販路拡大に取り組み、商品を通じた地域PRを行うことにより、町への来客者増による地域活性化も期待されている。

邑楽館林都市農村交流協議会 おうらたてばやしとしのうそんこうりゅうきょうぎかい

~企業・学校と連携した都市農村交流の実現~

群馬県・館林市「食」の提供・活用企業女性の活躍
  • 鬼怒川温泉、日光などへの通過点であり、観光入り込み客数が減少する中、農畜産物の収穫や加工体験による都市住民との交流を通じて、地域農業を核とする地域活性化を図ろうと、平成23年6月、邑楽館林管内1市5町の農家、JA、行政が連携して協議会を設立。
  • 地元の食品関係企業の見学と野菜収穫体験を組み合わせたツアーのほか、大学、調理専門学校、地元農事組合法人等との連携による田植え・稲刈り体験を実施。毎年、冬に実施している「白菜収穫&ソーセージ作りツアー」は参加者の約3割がリピーターであり、確実にファンが増加。
  • 農業体験ツアーの参加にとどまらず体験農園等による野菜作りによる都市住民の取り込み(深化したサポーター作り)や大学などのゼミ・サークル活動を受入れることにより、後継者問題の解決も目指している。

田んぼアート米づくり体験事業推進協議会 たんぼあーとこめづくりたいけんすいしんきょうぎかい

~稲田に女神、舞い降りる~

埼玉県・行田市国内観光子ども(教育・体験)地産地消
  • 市の基幹作物である米や観光をPRするため、付加価値を付けた米づくり体験として「田んぼアート」による田植え・稲刈りを平成20年から実施。0.2haから始めた田んぼアートは、平成27年度には「世界最大の田んぼアート」(2.7ha)としてギネス世界記録に認定。
  • 「田んぼアート」の取組は、農業や環境への理解醸成とともに、参加者間の交流、主食である米をより身近に感じてもらうことに寄与するとともに、新聞、雑誌、テレビ等のマスコミやSNSに多数取り上げられ、市や「彩のかがやき」(埼玉県の米奨励品種)のPR効果にも寄与。
  • 首都圏に位置するというメリットを活かし、多くの方が気軽に参加できる農業体験の場として親しまれるとともに、国内のみならず世界へと発信し、インバウンドの取り込みも目指している。

農事組合法人 鹿島 のうぎょうくみあいほうじんかしま

~印旛沼でちょっと一息、ほっと一息!~

千葉県・佐倉市「食」の提供・活用6次産業化地産地消
  • 水田農業の経営安定化を目指して平成7年、農事組合法人を設立。その後、減農薬栽培に取り組み、平成17年「ちばエコ農産物」(化学合成農薬・肥料を通常の半分以下で使用し栽培された環境にやさしい農産物)として認証。自社生産の米粉を活用した加工品約20品を開発し、直売所で販売するなど経営の拡大・安定化に成功。
  • 加工品の開発・製造、直売所の販売には地元女性と高齢者を雇用するなど、地域の雇用の場にも貢献。また、県、市と協力・連携し、季節に応じたイベント(ひまわりフェスタ、農業体験フェア等)を開催し、多くの観光客を誘客。さらに、印旛沼の水環境を学ぶ体験学習イベントにも協力するなど、農業生産の垣根を越えた活動を展開。
  • 米粉製品の加工教室の開催による米消費の一層の増加に向けた取組や、野菜の安定栽培に向けた新規就農支援にも期待されている。

ようこそ鋸南プロジェクト ようこそきょなんぷろじぇくと

~旬さきどり彩り鋸南で こころ・おなか満足旅~

千葉県・鋸南町農泊インバウンド子ども(教育・体験)
  • 町が廃校小学校を「都市交流施設・道の駅 保田小学校」に改装することを契機に、多様な交流機会を作り、地域の担い手の発掘、保田小学校への集客、町全域への送客による地域活性化を目指し、平成26年4月、地元住民、移住者、首都圏大学生によりプロジェクトチームを結成。
  • 道の駅保田小学校を拠点として、東南アジアの学生の受け入れによる国際交流や地域資源を活用した体験プログラム開発による子ども農山漁村交流など新たな交流機会が創出され、地域経済の活性化にも寄与。
  • 旧保養所を活用したインバウンドの誘客、二地域居住・移住者向けゲストハウスの運営、地域特産品活用の農山漁村レストラン運営など、観光とタイアップした地域活性化も目指している。

八丈島漁業協同組合女性部 はじじょうじまぎょぎょうきょうどうくみあいじょせいぶ

~東京の子供たちに、東京の島の魚を!~

東京都・八丈町子ども(教育・体験)地産地消女性の活躍
  • 夫が命がけで獲ってきた魚を有効活用したい」、「島の子どもたちには、島の魚を食べてもらいたい」との思いから、平成16年7月、漁協女性部内に研究会を設立し、学校給食用食材供給を開始。
  • 冷凍ミンチ加工品の優位性を見出し、現在は、島内のみならず都内完全給食実施公立小中高等学校の約4割へ供給しており、「東京の子どもたちには、東京の魚を食べてもらいたい」へと思いが拡大。また、島外の小学校等への魚さばき体験の出前授業も実施。このような活動を通じ、市場価格の維持、漁家経営の安定や加工場開設による雇用機会の増大にも貢献。
  • 東京の他の島々の漁協女性部と連携し、都内学校給食用食材供給を行い、魚食普及に取り組んでいきたいと意気込む。

はだの都市農業支援センター はだのとしのうぎょうしえんせんたー

~結集!農家を救う三本の矢~

神奈川県・秦野市国内観光地産地消その他(農業の担い手育成)
  • JA、市、農業委員会が、それぞれの専門性を生かし、かつ横断的な農業支援体制を確立するため、平成17年12月に設立。JA、市がほ場・農家研修、座学等を担当し、農業委員会は就農時の農地貸借手続きを行うなど、組織が連携して担い手育成を促進。
  • 市民の様々な農業ニーズに応えるため「はだの市民農業塾」を開設し、「新規就農」「基礎セミナー」「農産加工」の3コースを設定。平成18年の開設以来修了者は延べ539人に上る。また、耕作放棄地解消にも寄与し、約12haが高生産性のほ場に再生。少量多品目生産の農業形態と大消費地に近い立地条件を生かし、消費者と農家が交流する観光農業にも取り組む。
  • 平成32年開通の新東名高速道路では、市内にスマートICが開設されることから、更なる観光客を呼び込み、市全体に観光農業による農家所得向上の好影響を波及させたいと意気込む。

特定非営利活動法人 多摩源流こすげ とくていひえいりかつどうほうじんたまげんりゅうこすげ

~多摩川源流の魅力ある資源でむらを活性化~

山梨県・小菅村農泊「食」の提供・活用高齢者の活躍
  • 多摩川の源流域に位置する小菅村では、昭和62年から「多摩源流」をキーワードとして村づくりを開始。特産物の販売促進や源流域ならではの魅力を伝えるツアーの開催などに取り組むため、平成22年にNPO法人を設立。
  • 最大の地域資源である高齢者を住民講師(50人、平均年齢70歳)として認定し、「生きた知恵」を活用した体験プログラムを開発してツアー参加者へ提供するなど、ユニークな取組を実施。また、一般向けや企業向けのメニューの充実を図るとともに、村内の全6戸の民宿と連携して外国人も含めた滞在型プログラムも開発。サテライトオフィスやお試し居住等の体験プログラムも開発し、5年で5件の移住や村出身者のUターンに繋がるなどの効果も発揮。
  • 試行的に進められていたインバウンドの強化や企業の人材育成や福利厚生等に対応する体験プログラムの開発などにより、更なる発展を目指している。

伊折農業生産組合 いおりのうぎょうせいさんくみあい

~わいわい楽しく百姓仕事 -集落再生の取組- ~

長野県・小谷村農泊伝統・継承女性の活躍
  • 平成15年に有志2人が、遊休農地の復旧(40a)を行い、そば生産を行ったことを契機に、平成17年4月、集落全13戸(現11戸)が参加する伊折農業生産組合が誕生。遊休農地の活用、山菜(山取り)、ミニトマト、雪中キャベツなど四季を通じて生産・販売のできる農業の展開や宿泊体験等を通じた都市住民との交流による集落の再生に取り組んでいる。
  • 築150年の古民家を改装した農山村体験交流施設「ゆきわり草」を拠点として、雪中キャベツ収穫、犬つぐら作り、夏休み田舎体験、田舎料理講習など様々な取組を展開。「ゆきわり草女子会」が、伝統文化や郷土料理も伝承。
    東京農大生との交流により移住(2名)が実現するとともに、農村女性マイスター、NAGANO農業女子との連携により、情報交換、交流の輪が拡大。
  • 生産組合の規模は小さいものの、ゆきわり草を活動拠点とし、定住・移住の促進など小谷村の活性化への貢献を目指している。

内浦漁業協同組合 うちうらぎょぎょうきょうどうくみあい

~つなぐ人と想い 浜の女性の「アジ」届けます~

静岡県・沼津市「食」の提供・活用地産地消女性の活躍
  • 日本一の生産出荷量(全国生産量の40%)を誇る養殖マアジを知り、体験してもらうため、平成27年5月、食堂と売店を併設した施設「内浦漁協直営いけすや」を開設。荷捌所で食堂を運営していた女性を中心に「チームIKS(いけす)」を結成し、女性ならではの視点・アイデアで新メニューの開発、マーケティング、PR戦略の立案など次世代へ繋ぐ稼ぐ漁業を創るべく日々活動。
  • 近隣4漁協や稲作農家との連携や「いけすや市」の開催に取り組むとともに、観光客の動向、消費金額の把握、観光客のニーズ調査等の実施や旅館、旅行会社へのセールスを行うなど積極的な取組により、宿泊、飲食、物販など多方面で地域全体への経済効果が発現。
  • 近隣4漁協との共同売場の開設などによる連携強化や近隣の旅館組合との連携による海の魅力を宿泊付で満喫できる観光商品の販売を計画するなど、一層の発展が期待されている。

農事組合法人 伊豆月ヶ瀬梅組合 のうじくみあいほうじんいずつきがせうめくみあい

~目指せ 梅一杯 夢一杯の 梅の里~~

静岡県・伊豆市自然・景観子ども(教育・体験)6次産業化
  • 昭和47年、農事組合法人を設立し、梅栽培を開始。生梅販売のほか加工品として製造・販売してきたが、故郷存続に向けて、生産梅林を観光資源としても活用できるよう転換。
  • 収穫した梅は、生梅での販売とともに、梅干し、梅シロップ、梅ジャムに加工し販売。梅の収穫量増大のため、休耕田への新植も開始。組合の収益拡大が図られるとともに、雇用拡大も期待。
    採果用の白梅に加え、紅梅、しだれ梅等を植栽し、生産梅林を観光梅林として魅力拡大を図り、梅まつりを開催。無名だった梅林が大勢の観光客を呼び込むまでになり、経済効果にも寄与。
    また、小中学校と連携し、梅もぎ体験、俳句大会、卒業記念樹の場を提供するなど青少年健全育成にも貢献。
  • 「伊豆一番の梅公園づくり」(100万人の観光誘客達成の夢)の思いを大事に、組合経営の収益拡大、観光誘客増大による地域経済への貢献、さらには、熱海梅園、修善寺梅林との連携による伊豆の梅まつりの一層の活性化を目指している。