九州ブロック

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がんばりよるよ星野村 がんばりよるよほしのむら

都市との協働で災害復旧から地域復興へ!

福岡県・八女市自然・景観6次産業化定住・移住
  • 平成24年の九州北部豪雨の被災地域の復興には災害復旧後の営農支援や観光交流の推進などが課題であった。
  • 平成26年度から、農山村地域でのCSR活動に興味のある県内11の企業、大学等と5年間の協定を結び協働活動を実施。活動内容ごとに分科会を設置。
  • 再生耕作放棄地での米やソバ栽培、荒廃林の果樹公園への転換、茶種子油を用いたスキンケアー商品づくり、古民家の移住体験・交流施設への整備等を推進。
  • 農作業支援は、高齢化で草刈等が出来ない地域で環境や景観、多面的機能などの保全に大きな効果があった。また、社員の団結にも繋がった。
  • 放棄茶園が増える中で、茶種子油の商品化は地域農家から高く評価されるとともに、企業の社員等は新鮮で安全安心な農林産物の購入を喜んでいる。
  • 移住体験施設の開設は、コンサートなどのイベント開催による都市住民との交流が地域活性化につながっている。

お問い合せ先 NPO法人がんばりよるよ星野村

福岡県八女市星野村13102-1
TEL:0943-24-8353 FAX:0943-24-8383

農家民宿 具座 のうかみんしゅくぐざ

本当の田舎三瀬 ここから世界へ!

佐賀県・佐賀市農泊インバウンド地産地消
  • H17年に村役場を早期退職し、就農したのを契機に農家民宿を開業。
  • 自家野菜を利用した田舎料理、猪やヤマメ料理など地域食材を利用した料理を提供。山菜採り、釜戸炊きごはん、ピザ焼き、薪割りなど多彩な体験も提供。
  • 海外ドラマの撮影舞台となったこともあり、海外からのお客が増加。外国語やインターネットの知識習得に取組み、HPの英語表記や海外のブロガーやユーチューバーと連携を図っている。
  • 築100年の納屋を改築した宿の趣や「おもてなしの心は自給自足にあり」をモットーにした料理、体験が評価され、リピーターやファンが増加。毎年500人以上の利用客がある。
  • 海外からの利用客は、海外ドラマの撮影舞台となった翌年のH28年は105人(H27年は38人)に増加し、H29年はSNSを活用した情報発信(拡散)により、さらに倍増する見込みである。

お問い合せ先 農家民宿 具座

佐賀県佐賀市三瀬村藤原1097
TEL:0952-56-2649 FAX:0952-56-2649

根獅子集落機能再編協議会 ねしこしゅうらくきのうさいへんきょうぎかい

根獅子発!小さな集落の小さな循環型プロジェクト

長崎県・平戸市「食」の提供・活用6次産業化その他(農林漁業体験)
  • 棚田での都市住民・大学生等の農業体験学習、美しい浜を活かした自然体験等のツアーを受入。古民家の改装で交流施設を整備。
  • 郷土料理を住民が持ち寄り「ねしこ食まつり」を開催。おせち料理、弁当、オードブル等を開発・販売。
  • 自然農法栽培ねしこビワの販売や、荒廃棚田の活用で生産した米を用いたオリジナル純米酒の醸造・販売。
  • 都市住民の往来が増え、産物の販売額も増加。海外及び国内児童・生徒たちの体験学習の場としての要請が増加。H29年は九州管内の親子延べ400名のサマーキャンプを受入。
  • 視察や研修受入の実施等により、地域や特産品の知名度が上がり、ブランド化の動きが出てきた。また郷土食の活用により、女性の活躍の場が広がり、町全体が元気になった。

お問い合せ先 根獅子集落機能再編協議会

長崎県平戸市根獅子町1840
TEL:0950-28-2075 FAX:0950-28-2075

対馬グリーン・ブルーツーリズム協会 つしまぐりーんぶるーつーりずむきょうかい

暮らしの原点を見つめ直す旅

長崎県・対馬市農泊インバウンド子ども(教育・体験)
  • H17年設立。H28年に事務局を市から民間に移行。民泊受入会員の拡大を推進。現在、民泊会員は29名。
  • 季節ごとの農林漁業体験や郷土料理体験「対馬を暮らす旅」を提供。事務局に韓国人スタッフを受入れ、韓国人観光客の増加に対応。
  • 国境の地対馬の歴史・自然・文化資源を活かした大学生向け合宿型プログラム「島おこし実践塾」を提供。
  • 民泊利用者数は年々増加し、H29年は2,500人を見込む。農泊の許可取得件数も事務局のPRと個別訪問により年々増加。
  • 事務局の民営化により、情報発信や問合せ窓口が一本化され、様々なニーズに対応できるようになった。
  • 島民の暮らし方や思想に、日本人らしさの原点を感じる場面が多く残されており、島の人の暮らしに触れる農泊は、旅行者に感動を与えている。

お問い合せ先 対馬グリーン・ブルーツーリズム協会

長崎県対馬市上県町志多留208
TEL:0920-85-1756 FAX:0920-85-1755

くまもとジビエ研究会 くまもとじびえけんきゅうかい

地域の"やっかいもの"を"美味しいもの"へ!

熊本県・熊本市ジビエ6次産業化
  • H24年設立。猪・鹿肉を供給する処理加工施設(11施設)、流通卸業1社、県内の飲食店47店舗、これらのコーディネートを担う事務局により構成。
  • 秋・冬の1ヶ月間、加入店舗でジビエ料理を提供する「くまもとジビエ料理フェア」、処理加工施設向けの解体処理技術研修、飲食店向けの産地視察研修と「加熱と美味しさを両立させた調理技術」の研修、調理師養成学校でのジビエ特別授業などを実施。
  • 処理加工施設の新たな販売先も増え、多くの施設で売り上げが増加。
  • 販売形態も1頭・半頭売りといった「売る側の都合」による商品づくりから、500gや1kg単位での少ロット販売が中心になってきた。
  • 飲食店も、秋冬を彩る熊本の名物フェアとしての認知も進み、フェア期間に限らずジビエ料理を提供する店も出てきた。

お問い合せ先 くまもとジビエ研究会

熊本市中央区水前寺6丁目47-18
TEL:096-381-6228 FAX:096-381-6229

The Japan Travel Company 株式会社 ざじゃぱんとらべるかんぱにーかぶしきがいしゃ

インバウンド観光で田舎の継続的な社会を創出

大分県・杵築市自然・景観インバウンド雇用
  • H23年設立のインバウンドを扱う旅行会社。インバウンド観光は美しい田舎の風景無くしては存在しないと、社会貢献活動(コミュニティプロジェクト)として、里山の整備、耕作放棄地の再利用を推進。
  • 社員30名で、社長含む社員の3割が外国人。コミュニティプロジェクトに専従する社員やパートも存在。
  • 海外からの修学旅行などを受入れ、農業体験を提供。日常に行われている、その時期の農作業体験を提供。
  • 地域のお年寄りが元気になった。外国人に慣れ英語が話せなくてもコミュニケーションを上手にとる姿が見られる。
  • 農作業体験は農家の労力を軽減化。地域の女性が作るお弁当や食事、市運営の宿舎等をなるべく利用することで地域に利益をもたらしている。
  • 社員数は設立から約5年で4名から30名に増加。社員の9割はIUJターン者。 人口減少の歯止めとなっている。旅行者や商談等で交流人口も増加。

お問い合せ先 ザ・ジャパントラベルカンパニー株式会社

大分県杵築市大田俣水529-1
TEL:0978-52-2139 FAX:0978-52-2139

くにさき七島藺振興会 くにさきしちとういしんこうかい

貧乏草から長者草、埋もれた宝が地域を変える

大分県・国東市伝統・継承6次産業化定住・移住
  • 畳の需要減、生産者の高齢化等により、産地消滅の危機を迎えた豊後特産の七島藺を地域産業として再生させるため、当会をH22年に発足。
  • 七島藺の魅力を発信するため、物産展等のイベントに参加。メディアを通じてPR。「世界農業遺産認証品」の認証を受け、農水省の「地理的表示保護制度」の登録をH28年12月に取得。
  • 砂浜を利用した原草干しを再現するなど七島藺を地域文化として継承。
  • 当会の活動により、七島藺が各種メディアに取り上げられ、U・Iターンでの後継者が現れ、伝統産業として見直されてきた。また、世界農業遺産の候補地や登録地から視察が増加。
  • 今年度から「地理的表示保護制度」の認証を活用した高付加価値販売の取組も開始された。
  • Uターン新規就農者の支援の機運が高まってきている等、七島藺の再生で地域の元気も取り戻されつつある。

お問い合せ先 くにさき七島藺振興会

大分県国東市安岐町富清3209番地
TEL:0978-65-0800 FAX:050-3444-2916

農事組合法人きらり農場高木 生活部加工班 のうじくみあいほうじんきらりのうぎょうたかぎせいかつぶかこうはん

"キラリ"と輝く 大地の恵み

宮崎県・都城市伝統・継承子ども(教育・体験)6次産業化
  • 平成18年より集落営農の加工班として農産加工を開始。郷土料理「がね」を手作りする家庭が減少する中、「おから入りがね」を商品化。
  • 里芋・薬膳・トマトコロッケなどの惣菜類、「あわせ味噌」「完熟トマトみそ」「都城ゴボウみそ」などの商品を開発。
  • 食材の殆どを集落営農の農産物を使用。販売はJA関連施設での店頭実演販売の他、展示商談会や催事、販路開拓関係行事に積極的に参加。
  • 食文化の伝承をしながら売上げは着実に増加(H28年は約1500万円)。また、商品開発、販路開拓に向けた加工食品や販売戦略の知識習得などが、班員のやる気を引き出し、法人そして地域全体の活性化へと波及。
  • 地元農業高校の生徒を対象とした農産物の収穫体験、農産物加工の実習、保育園児を対象とした出前食育講座も実施。将来を担う子供たちや若手の育成に大きく貢献。

お問い合せ先 農事組合法人きらり農場高木 生活部

宮崎県都城市高木町6849-1
TEL:0986-38-6246 FAX:0986-38-2442

いずみ民泊体験推進協議会 いずみみんぱくたいけんすいしんきょうぎかい

観光と連携し、田舎にインバウンドの風を

鹿児島県・出水市農泊インバウンド子ども(教育・体験)
  • H23年から修学旅行生を農泊受入。最大280名規模。H29年の受入数は3000人。香港等海外教育旅行も受入。
  • 海外一般ツアーの旅行商談会に参加。農泊・ツル・武家屋敷での着物茶道体験をセットでPR。台湾等の団体ツアーを農泊で受入。香港線のLCC就航に伴いFITにも対応。H28年のインバウンド農泊は276人。
  • 留学生による観光資源調査。受入農家がタブレット活用で多言語対応。
  • 滞在型のため、ツル観察センターや武家屋敷の外国人観光客も増加し、地域全体に経済効果が出てきている。
  • 農泊+ツル+武家屋敷での着物着付け体験と組み合わせることにより、出水での1泊2日のモデルコースのツアーが台湾を中心に定期的に組まれるようになった。
  • 受入農家のタブレット導入による翻訳ソフトの活用により、言葉の不安は和らいでいる。

お問い合せ先 出水市シティセールス課国際交流室

鹿児島県出水市緑町1-3
TEL:0996-63-4059 FAX:0996-63-1331

株式会社 南風ベジファーム かぶしきがいしゃなんぷうべじふぁーむ

6産業化+福祉で地方の問題を解決!

鹿児島県・南さつま市雇用6次産業化医療・福祉
  • 借り手がなかった砂地4haを借り受け、赤しその栽培を復活。裏作で青高菜などを栽培。加工施設を新設し、漬物に加工・販売するほか、漬物メーカーから浅漬製造を受託。
  • 栽培加工作業に障がい者が従事。障がい者の特性に合わせた作業を訓練。足が不自由な方でも作業できる栽培施設を導入ベビーリーフを生産。
  • 地域農家の人手不足の解決に向け、ラッキョウの収穫作業等を受託。
  • 地元のスーパー等に野菜、加工品を出荷することにより、農業出荷額は年々増加し、H28は約5100万円。
  • 開業後5年で、60名を超える雇用を創出。特に障害者が働きやすい職場づくりを行い、多くの障がい者を雇用(就労継続支援施設を併設)。
  • 農作業受託により地域農家の営農継続に貢献。また離農前の高齢農家とその農家の農地で一緒に農作業も実施しており、円滑な農地の継承が行われている。

お問い合せ先 株式会社 南風ベジファーム

鹿児島県南さつま市金峰町高橋3075-35
TEL:0993-77-3932 FAX:0993-77-3933